1998年の長野パラリンピックの選手村でボランティアしていた時のこと。 選手村が広かったので、たまたま自転車を使っていた時。 両腕がないアスリートの方がずっと何か考えていそうな顔で、私を見ていました。
みなさんだったら、どう感じますか?
私、ふと思ってしまったのですよね。 あー、障害者ばかりのここで自転車はまずいかな、とか。 この人はこの自転車は乗れないんだろうな、とか。 アスリートの人たちってすごい人ばかりだけれど、そうは言ってもやっぱり、とか。
みなさんは、いかがでしたか?
ちょっとした罪悪感だったり、複雑な気持ちを持った翌日。
なんと、そのアスリートの方が、顎を使ってスイスイ自転車に乗っていたのです😲!!! (あまりの衝撃に乗り方の詳細は記憶にないのです。)
そう、その方は「あの自転車どこで借りれるのかなぁ??」と思って私を見ていたのでした。 →本人に確認してないけど、たぶんそんな感じ(^-^;
頭を殴られたかと思うくらい、衝撃を受けました。 無意識の思い込みって恐ろしい。 色んな人に揉まれて生きてきたので、私はあまり先入観とかは無い方と思っていたのですが・・・😭
そんなこんなで過ごした2週間での大きな学び。
結局、障害ってその人の特性の一つでしかないんだなと。 近眼の人が眼鏡をかけるように、 足が不自由だから車椅子に乗る。
老眼の人に小さな文字や 2 in 1 のコピーはしないように配慮する(ハズキルーペ??)ことや、 重い荷物で階段を登れなさそうな人がいたら、自分が持てるなら変わるのと同じで、 白杖をついている人が、不便そうであれば、何が自分に出来るか考えれば良い。 〇〇人だから、とか、無理に枠組みに入れずに、その人だけを見れば良いのね、と。
とても当たり前ですが、人を人として見ることの大切さを未だに思い出させてくれる出来事です。 そして、キャリコンやコーチ等、対人支援をするようなり、より一層それを感じます。
つい、思い出したら長くなってしまいました。 ごめんなさい😢 ※画像は公式ホームページから

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