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組織におけるコーチング、コーチの役割とは?

ひょんなことでお誘いを頂き、「コーチング読書会」に参加しました。 本を1冊、章毎に担当者が要約を作り、発表しつつ議論しつつ、みたいな感じ。 この方法、聞いたことはあったけれど、参加してみて「ほぉーーーー」という感じ。


立教大学経営学部教授の中原 淳先生も参加された、非常に楽しい会でした。 読んだのはThe Center for Creative Leadershipの「Handbook of Coaching in Organizations」という本で、「組織におけるコーチングの役割」がテーマでした。

アカデミア、企業、個人事業主の方がそれぞれの知識・視点・経験を持って集まる議論は刺激的。 私が担当した章は、リーダー育成におけるコーチングの重要性関する章。 ざっくり言うとこんな感じ。

ーーーーーーーーーー ・今求められがちな「リーダー」は、現状をベースにしていたり、短中期的に予測できる範囲のことに対応できる人になりがち。

・今後は、一見不都合に見える状況でも、即座に新たな意味、ビジョン、方向性を見つけられる人を育成すべき。 ・そのためには、多様性に富んだリーダー層の大切さを幹部が認識し、育成に適した場づくりが重要。 ・コーチングは、直接的な人の育成のためだけでなく、周囲の認識促進や場づくりのためにも重要。 ーーーーーーーーーー 「未知の状況がどんどん増えていく中、普段接することが無い場に身を置くことが大切」とあった文章を体感した日になりました。 これまで私が読んで議論すると言えば薬事法や通知(苦手だった・・・)、または薬や疾患のデータなどでした。こんな私が組織開発/人材開発の議論に参加する日がくるとは、人生不思議なもの・・・。



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